【 顔面神経麻痺発症10ヶ月〜11ヶ月 】

・顔面神経麻痺との闘い

発症から44週間(2021.4.19)

左顔面神経麻痺発症から10ヵ月が経った。

ここにきて症状に少し変化が見え出した。

毎月撮っている動画を比べていて気付いたのだが、

笑った時の左の口角の高さが、明らかに3ヶ月前よりも高くなっている。

回復が止まっていると思っていただけあってかなり嬉しい出来事だった。

やはり少しずつだが回復は進んでくれているらしい。

希望が見えてきた。

発症から45週間(2021.4.26)

また小さな事件が。

ビジネスで必要な資格試験を受けるため証明写真を撮ったのだが、

麻痺している左の口が明らかに上に上がっている。

何回撮り直しても表情を変えても口が斜めに写る。

いつも鏡や動画で見ているとそんなに曲がって写らないが、

証明写真だとこんなにもはっきり曲がって写るのかと少しショックを受けた。

来週運転免許証の更新もあるのだが、3年間口が曲がっている写真になることになる。

自分以外誰も気にもしないだろうから別にいいのだが。

3年後の更新の際、どれくらい良くなっているのか比べる楽しみができた。

発症から46週間(2021.5.3)

事業の一つで、フィットネスの講師をしているのだが、

昨日数十名が見守る中、動きのお手本を見せることになった。

そしてアクシデントが起こる。

あまりにも夢中に動いていたらマスクが外れてしまった。

しかも、本人はマスクが外れていることに全く気が付いていない

タイマーが鳴り動きを止めてからようやく生徒さんが教えてくれて気が付くことができた。

数十秒間ずっと顔面神経麻痺で曲がった顔を晒してしまった。

流石に生徒さんは気付いただろうと気になり尋ねてみた。

『皆さん、僕の顔の違和感お気付きになられました?』

生徒さんの顔は全員揃って””になっていた。

まさかと思い、初めて顔面神経麻痺であることを告白し改めて聞いてみた。

しかし、皆さん全く気にならなかった気が付かなかったとの答え。

そこで初めて、自分が思っているほど周りの人は人の顔など気にしていないんだということに気が付いた。

また少し前向きになれる出来事であった。

発症から47週間(2021.5.10)

運転免許証の更新に行ってきた。

ずっと気になっているのは証明写真。

口が曲がっているからいかに正常に見せるかがこの日の課題。

受付が終わり、視力等の検査も終わり、いよいよ証明写真の撮影。

家で練習してきた口がまっすぐに写るポイントを意識して合図を待つ。

『カシャ』

・・・。

まさかの不意打ちで撮影されるという。

案の定出来上がった免許証の写真に写る口は曲がっていた

まあこれも良い思い出。

どうせ写真の口なんて誰も見ないし気にしないから大して問題ではない。

発症から48週間(2021.5.17)に続く…

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